NO55. 減築工事の流れ


駐車場の新設のため、1階の一部を減築工事致しました。


減築工事は、既存の建物の構造や状態、周辺環境などを考慮する必要があり、必ず専門業者の確認が必要となります。また、工事後の雨漏りなど、また新しいトラブルが発生する可能性もあるため、しっかりと減築箇所の現況、起こりそうなトラブルへのリスクヘッジを考慮の上、施工することが重要となります。




【工事前】






【減築工事】

まずは内部の基礎入れ~土台~外壁を組んで、最後に既存の外壁や基礎・土台を壊していきます。先に外壁を壊すと、リフォームの場合は外壁がなくなってしまい、中が雨ざらしになってしまうため、新しい外壁を組みつつ進捗に合わせながら基礎・土台を壊していく工程の管理が非常に重要になります。





【梁入れ補強工事】

既存の柱抜きを行った場合は、必ず梁入れ補強を行います。今回のお客様のご自宅も、既存も元々梁せい(梁の下面から上面までの高さ)が足りなかったため、梁の差替え・既存の梁を下から抱かせた梁補強をしております。





【小屋束補強のための梁入れ工事】


屋根を支える小屋束が規定のスパンで入っていないため、屋根の支え(小屋束)を入れるための梁入れをしました。また梁自体を一体化するために、構造用合板を使用しております。




【補助金申請を兼ねた断熱工事】


現在、国が行っている補助金も利用することができるので、断熱工事をする場合は補助金は有効活用をするべきです。

ちなみにこちらの方は水道設備の伊藤さんです。難易度が高い現場では、芸術的な配管工事をしてくださり、とても誇れる職人さんです。(※この方は断熱工事はいたしません。)




【1F屋根防水吹付工事(2F大屋根はカバー工法)】


既存1Fの屋根は形状がとても入り組んでいたため、カバー工法ではなく防水吹付で施工しております。

屋根塗装ではなく、特殊な防水材で板金の水切りごと防水で埋めるので、メーカー保証も10年つく防水工事として難易度が高く・コストがかかってしまう現場にはおススメです。




【駐車場新設(既存減築個所)】


駐車場を既存減築をして、新設しております。

車をご購入予定で将来的には電気自動車も視野に入れて、単層100Vに加えて200V電源も併設しました。




施工事例: NO55.減築、内装・水廻り、外壁・外構フルリノベーション

場所:東京都世田谷区